NTT docomoの通信障害に関しては記憶に新しいが、これは必ずしもdocomoだけの責任ではないと思う。現在、スマートフォンの通信手段は大きく分けて2種類ある。
「3G」
難しい話は置いておくとして、通話やキャリアメールの送受信に使われている、携帯キャリアが管理している回線のことだ。docomoのパンクした回線もこれに類するものだが、最近のスマートフォンの爆発的な普及により、本来は電話用の回線で多くの人がインターネットをやり始めたことでdocomoに限らずAUやSoftbankも設備の増強に追われている。
「WiFi」や「WiMAX」
どちらも無線LANのことだ。WiMAXの方はまだ対応しているスマートフォンが少ない。しかしWiFiの方はほぼ全てのスマートフォンが利用できる仕様になっている。結論から言うと、スマートフォンにはこちらで通信させたほうが良い。
WIFi運用とは
スマートフォンのモバイルネットワーク設定で3G通信を切断し、WiFiのみで通信させることを指す。これによるデメリットはショートメッセージとキャリアメールの送受信ができなくなるケースがあるということだけだ。一方、メリットは非常に多い。
- 携帯キャリアが用意している3Gより、インターネットの無線LANを介した高速通信が可能。スマートフォンでブラウジングなどをした時にすぐに分かるはずだ。
- 3Gを一切使わないので、いかなる通信をしてもパケット代がかからない。携帯キャリアの回線を使っていないので当たり前だ。
デメリットの解決方法
ショートメッセージについては、使うときだけ3Gに接続すれば良い。少々面倒ではあるが、一日中メッセージ交換をしている人もそれほど多くないだろう。キャリアメールについては、普段からGmailに転送させるよう設定しておき、メールを送るときだけ3Gを接続すれば良い。もっとも、キャリアメール自体、docomoの通信障害以来、その存在意義が疑われ始めているので、さっさとGmailに移行した方がスマートフォンユーザーにとっては賢いと思われる。
また、WiFi運用時に懸念される「通話」だが、3Gを切断していても、相手から電話がかかってきた時や、自分から電話をかける時のみ、自動的に接続される仕組みになっているため、電話としての機能になんの支障もない。
WiFi運用の具体的手段
大前提として、無線LANの設備を用意しておかなければならない。
「それじゃあ、自宅でしかできないではないか」と思われる方があろうが、そんなことはない。Emobileから無線LANルーターが発売されており、これを使えば、外出先でいくらでもWiFiを利用できるのだ。つまり、外出先はこのモバイルルーターを持っていくようにすれば、一日中スマートフォンをWiFiのみで運用することが可能になる。